近年、住宅の建築には、耐久性やデザイン性が高いことから、ガルバリウム鋼板が屋根や外壁に使用されています。
ガルバリウムとは金属を亜鉛とアルミニウム、ケイ素からなる合金でメッキしたものです。

ガルバリウム鋼板は錆に強く、耐久性が高いのですが、屋根や外壁に使用されることによって、どうしても劣化してしまうため、適切な時期での塗装が必要です。
そこで今回は、ガルバリウムの外壁を塗装する目的と劣化症状についてご紹介します。

□ガルバリウムの外壁を塗装する目的

*ガルバリウム鋼板を保護する

ガルバリウム鋼板を塗装する目的の1つは、ガルバリウム鋼板を保護することです。
建物に使用されるガルバリウム鋼板は、雨風や紫外線にさらされているため、時間が経つにつれて劣化が進んでいきます。
この劣化から守るためにガルバリウム鋼板が使用された建物でも外壁塗装を行います。

*外観を美しくする

外観を美しくするためにも、外観塗装を行います。
ガルバリウム鋼板を塗装することでより錆びにくくなり、美しい外観を長く保てるでしょう。

□ガルバリウムの劣化症状とは?

ガルバリウム鋼板は耐久性に優れているため、その外壁塗装が必要になるのは15〜20年前後といわれています。
とはいっても、これはあくまで目安であるため、ここからは塗装のタイミングを見極めるための劣化症状を4つご紹介します。

1.色褪せ

色褪せは素材を保護している塗膜が劣化しているサインです。
この症状を放っておくと、表面がひび割れたり、剥がれ落ちたりします。
そうなってしまうと、錆の原因にもなるため、色褪せが見られたタイミングで、塗装を検討することをおすすめします。

2.チョーキング

チョーキングとは、外壁や屋根を触ったときに手に粉が付く現象のことです。
これは、塗装された塗料が劣化することで生じ、塗装が剥がれている状態を表します。
この状態で、水が直接ガルバリウムに触れると、こちらも錆の原因になるため、チョーキングに気づいたら塗装を検討してみましょう。

3.コケ

表面にコケが見られる場合にも塗装を検討することがおすすめです。
コケがあることは、ガルバリウムも湿気を含んだ状態になっていることを示しており、このままでは建材自体の劣化につながります。
特に、日があまり当たらない場所にできやすく、このような場所にも劣化症状は現れるため確認してみてください。

4.錆

劣化症状として現れる錆には「赤錆」「もらい錆」「白錆」といった種類があります。
これらはどの種類であっても、塗装が必要なため、これらを見つけた際には塗装を検討することをおすすめします。

□まとめ

今回は、ガルバリウムの外壁を塗装する目的と劣化症状について紹介しました。
ガルバリウム鋼板の外壁は耐久性が高いのですが、それでも劣化は日々進行するため、外壁塗装が必要です。
外壁塗装のタイミングは、劣化症状が現れたタイミングを目安にすると良いでしょう。
外壁塗装をお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください。