耐用年数も長く、短期間の工期で防水工事を行えることからシート防水は人気となっていますが、点検をしないと膨れるといった問題が生じます。
シート防水のメンテナンス方法はどのように行うのでしょうか。
この記事では、シート防水のメンテナンス方法と工法の種類についてご紹介します。
是非参考にしてみてください。
□シート防水のメンテナンス方法とは
防水工事が行われてから、10年以上点検やメンテナンスをしていないという場合は、メンテナンスをする必要があります。
シートが膨れる、破れる、剥がれるといった問題が生じた場合、対処方法はそれぞれによって異なります。
シートが膨れている場合は、脱気筒から水蒸気を逃がして対処する必要があり、シートが破れている場合は、部分補修を行うことで雨水の侵入を防ぎます。
シートは、部分的な剥がれか立ち上がりの剥がれかによって対処法が異なります。
部分的な剥がれは、剥がれた箇所を熱溶着で対処します。
立ち上がり部分の笠木部分のような雨仕舞の不具合も確認できます。
防水シートは、最後に使用した塗料にもよりますが、5年から10年ほどでトップコートを再塗装する必要があります。
シート防水の劣化による不具合箇所以外にも不具合が発生している可能性もあります。
全体の把握やメンテナンスサイクルを考えたうえで、全体防水にするか部分補修にするかを考えるようにしましょう。
□シート防水の工法の種類とは
シート防水の工法の種類は、2つあります。
1つ目は、密着工法です。
密着工法とは、接着剤が塗られた防水シートを下地に貼り付けていく方法のことです。
工期も短く、風が強い屋上のような場所でも直接下地を貼り付けるので問題ありません。
2つ目は、機械的固定工法です。
機械的固定工法とは、下地に防水シートを接着させずに、浮いた状態で固定させる方法のことです。
別称で、絶縁工法、脱気工法と呼ばれることがあります。
防水シートと下地の間に通気シートを挟み込み、防水シートを固定します。
ひび割れの影響を受けないことや下地調整が不要なことがメリットとしてあげられます。
□まとめ
この記事では、シート防水のメンテナンス方法と工法の種類についてご紹介しました。
シート防水のメンテナンス方法は、シートが膨れる、破れる、剥がれるといった問題によって、対処方法が異なるため注意しましょう。
外壁塗装や屋根塗装、塗り替えでお困りの方は、是非当社までご相談ください。