外装塗装を考える上で、多くの方が一番こだわりたいのは見た目の部分ですよね。
お色味や質感、模様、さまざまな点でお悩みになられるかと思います。
今回は外壁塗装についての正しい知識をつけていただき、今後の外壁選びのお役に立てるようにパターン付けについてご紹介していきます。
ぜひご参考にしてみてください。

□外壁塗装におけるパターン付けとは?

外壁塗装における「パターン」とは「模様」のことであり、パターン付けは模様をつけることを指します。
そして、このパターン付けには大きく分けて二つの手法があります。
一つはサイディングのパターン、二つ目はモルタル壁のパターンです。

*サイディングのパターン

サイディングはあらかじめ出来上がった模様のついた外壁材を使用します。
現場での作業工程は、外壁材を貼り合わるだけであり、作業効率が良いです。
サイディングでは、あらかじめ加工が可能なので、タイル・レンガ柄、石積み柄、木目柄など、さまざまなパターンを表現できます。
あらかじめ出来上がったものを貼り付けるので、職人さんの熟練度に左右されず、カタログで前もって仕上がりを確認できるメリットがあります。

*モルタル壁のパターン

モルタル壁のパターンは、職人さんが現場でモルタル下地を塗り込んでいきます。
そのため、模様は意匠性に優れますが、仕上がりは職人さんの熟練度に左右されます。
モルタル下地を使って、その場で職人さんが模様を作っていくため、自由度が高く工法はさまざまです。

大きく分けて工法は3つあります。

1.モルタルを壁に吹きかけて模様をつけていく吹き付け工法
2.左官職人さんがコテを使って模様をつけていくコテ工法
3.スポンジ状や毛状のローラーを使って仕上げるローラー工法

そして、各工法の中でも使う道具の種類の違いやモルタルの材質の違いでパターンは大きく変わってきます。
このようにモルタル壁は多種多様なパターン付けができます。

ただ、モルタル壁は一面に塗装を施すため、繋ぎ目がなく、揺れや衝撃の逃げ場がありません。
そのため、耐久性の面ではサイディングの物と比べると劣ってしまいます。

□パターン付けで注意すべき点!

もちろん外壁塗装におけるパターン付けをする上で注意点もあります。

それは仕上がりがさまざまな点です。

先述したようにパターン付けの工法はさまざまです。
サイディング方式ならば仕上がりはサンプルを見ることで予想がつきますが、モルタル壁となると仕上がりは職人さんの腕にかかってきます。
もちろん、それが意匠性につながり、納得のいく物となれば素晴らしいですが、そうではないケースもあり得ます。
そこで、塗装業者の過去の施工事例を確認したり、できる方は実際に施工現場に足を運んでみることをおすすめします。
そうすることで、塗装業者との間での完成像に対する認識のずれはなくせるでしょう。

また、工法によって必要なものがさまざまなことにも注意が必要です。

パターン付けは模様の選定によって、工法が変わってきます。
工法が変われば、費用(材料費・人件費)、工期も変わってきます。
パターンの選定にがむしゃらになり、確認がルーズになってしまうと知らぬ間にコストが膨れ上がっていたなどといった事態になりかねません。
もちろん、塗装業者からのご説明があると思いますが、パターンを検討する際には、費用・工期をその都度確認するように心がけると良いでしょう。

 

□まとめ

今回は外壁塗装におけるパターン付けとは何かについてとパターン付けを依頼する際の注意点をご紹介しました。
せっかく、こだわって外壁塗装を行うのですから、思い通りの仕上がりにしたいですよね。
ぜひお住まいの外装選びのご参考にしてみてください。
当社は、創業40年、外壁塗装のプロフェッショナルが揃っています。
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