今回は外壁塗装の目地とは何か、その役割と劣化症状についてご紹介します。
目地とは何かを具体的にイメージできる人は少ないのではないでしょうか。
ただ、目地はお住まいの至る所に存在しています。
その上、耐久性の観点からも非常に重要な部分であるので、お住まいを美しく、強く保ちたい方はぜひ参考にしてみてください。

□外壁塗装の目地とは?その役割とは?

目地は外壁の繋ぎ目、ドア周り、サッシ周りなど、固い材質同士を繋ぐ役目を担っています。
特徴としては、コーキング材というゴム状のものが目地に使われています。
お住まいの外壁の継ぎ目を見てみてください。
目地にコーキング材が使われていると思います。
ただ、目地の役割は外壁を繋ぎ止めているだけではありません。

目地は防水と耐震の役割も果たしています。
外壁とサッシ・ドア周りなど、材質が違えば隙間から雨水が浸入する恐れがありますが、継ぎ目をゴム状のコーキング材で埋めることで外部からの雨水の浸入を防ぎます。
また、外壁が固い材質のみで覆われていると力の逃げ場がありません。
地震で大きな力が加わると、ひび割れや壁の破損につながります。

しかし、目地にコーキング材を用いることで、力を逃し緩衝材の役割を果たします。
このように目地は目立ちませんが、建物の耐久性を保つ上で欠かせない役割を果たしています。

□目地のコーキング材が劣化した際に表れる症状とは?劣化するとどうなる?

 

先述したように、目地にはゴム状のコーキング材が使われます。
目地は剥き出しの状態で日光や雨風にさらされるため、5年程度でコーキング材は紫外線で固くなり、ひび割れてしまうケースがあります。
そうなれば、目地は防水の役割も担っているため、外壁内部に雨水が染み込んでしまう恐れがあります。

通常であれば、目地の奥にもハットジョイナーと呼ばれる隙間を防ぐための部品がつけられているため、すぐに雨水が浸入することはありませんが、壁内部の防水機能にも影響を与えてしまいかねません。
また、外壁は釘で柱や胴縁(どうぶち)に打ち付けることで強度が保たれています。
そのため、コーキング材の欠損によって雨水が浸入すれば、釘のサビ、木材の腐食が進み、外壁の強度が低下する恐れがあります。

□まとめ

今回は外壁塗装における目地とは何か、役割と劣化症状についてご紹介しました。
目地は大きな建物の中ではなかなか目立ちませんが、その役割は大きく、定期的なメンテナンスは必要です。
少しでも気になるところがあれば、塗装業者に相談してみると良いでしょう。
当社は創業40年の外壁塗装のスペシャリストです。
外壁塗装・屋根塗装のことであれば何でもお聞きください。
Zoomでの無料相談も実施しているので、ぜひお気軽にご相談ください。