「外壁タイルはメンテナンスが不必要」だと聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
それは本当なのか、また外壁タイルにはどのような良さがあるのか気になりますよね。
そこで今回は外壁タイルの特徴についてご紹介します。

□外壁タイルの特徴

外壁タイルは高級感があり、耐久性に優れているといった特徴があります。
外壁タイルにしか出せない高級感やタイルが1枚ずつ重なっているため、重厚感を与えられます。
また、タイルは土や石を高温で焼き固めたものであり、劣化しにくいだけでなく傷がつきにくい特徴があります。
そのため強い日差しや雨にさらされたとしても問題はありません。

加えて吸水率が非常に低いといった特徴も持っているため、雨から建物を守ってくれます。
寒い地域では外壁材が水分を吸い込みそれが凍結して膨張することによって、ひび割れや破損が起こることもありますが、タイルであれば吸水率が低いため、このような心配をする必要はありません。

このように外壁タイルは良いことだらけのように思えるかもしれませんが、実は初期費用が高いといったデメリットがあります。
外壁タイルは耐久性が高いこともあり、その初期費用は高くなってしまいます。

□外壁タイルのメンテナンスは不必要?

外壁タイルにメンテナンスは不必要だと聞いたことがあるかもしれませんが、外壁タイルにもメンテナンスは必要です。
その理由をここからはご紹介します。

1.モルタルの目地や下地の劣化
タイルを張り付ける方法として湿式工法があり、この方法ではモルタルを使用してタイルを張り付けます。
しかし、モルタルは硬化することによって目地に隙間が生じたり、ひび割れが発生しやすいため、これがタイルの浮きや剥がれにつながってしまいます。
このような隙間が少しでもあるとそこから雨水が侵入してきてしまい、場合によっては大規模な修繕が必要になるかもしれません。
そのため、外壁タイルであっても定期的にメンテナンスをしなければなりません。

2.目地のコーキングの劣化
タイル自体は劣化に強いのですが、目地に使用されているコーキング部分は傷みに強くありません。
コーキングが劣化すると建物に与えられる衝撃を吸収できないため、家の耐久性が低下してしまいます。
そのため、コーキングの打ち替えや増し打ちのためにも外壁のメンテナンスが必要になります。

□まとめ

今回は外壁タイルの特徴について紹介しました。
外壁タイルには高級感があり、劣化に強いといった特徴があります。
しかし、外壁タイルを張り付けるためのモルタルや目地のコーキングは劣化しやすいため、外壁がタイルであってもメンテナンスは必要です。