そろそろ屋根の塗装の劣化が気になる。
でも、屋根塗装の知識がない中で行うのは少し不安。
屋根塗装について疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
今回は、屋根の塗装に焦点をあてた工事期間と工程についてご紹介します。
屋根の塗装を検討しており、具体的な期間と流れについて把握したい、そんな方は必見です。

□屋根塗装の工事期間

屋根塗装を行うにあたって、作業がどのくらいの期間で完了するかという点について知りたいと考えている方は多いでしょう。
屋根塗装の工程は、天気から塗装完了まで全てが順調に進むと10日前後で行えます。

ただし、雨が降った場合や屋根が濡れている状態では作業を行えないため、2週間前後を塗装期間と想定しておくと良いでしょう。
天候による作業遅延の影響も踏まえたうえで、余裕をもったスケジュールを組んでもらうことが大切です。

当社のような業者と契約後は、契約書内に記入されている工事期間を確認することで、基本的な工程を確認できます。
塗装業者の中には、スケジュールの遅れのリスクから工事時間を書かない場合もありますが、期間を把握するためにも業者側に期間を記入した契約書の再提出を求めることをおすすめします。

□屋根塗装の流れ

屋根塗装の工程について3つのステップから説明します。

*事前準備の流れ

屋根塗装の工事は、近隣の住民の方へ挨拶をすることから始まります。
足場の組み立て、車の出入りなどを含めた工事の内容と期間を説明することが目的です。
近隣への挨拶は業者側で行うところも多いため、事前に打ち合わせを行うことをおすすめします。

本格的な作業前には、足場の組み立てが行われます。
トラックを使用して資材を運び入れるため、車の出入り時間には注意が必要です。
足場の組み立て時に気を付けたいポイントは、車の移動、鉢植えや置物の移動、プロパンガスの補充です。
それぞれ、業者側と何の移動が必要なのかを確認しながら行うと良いでしょう。

足場の組み立て後は、屋根の高圧洗浄、釘打ち、下地補修などの塗装前に必要な作業を行います。
高圧洗浄時には水が飛ぶため、お隣の家の方に洗濯物を外で干さないようにお願いしておく必要があります。
その後、養生と呼ばれる塗料の飛び散りを防ぐ作業を行い、事前作業は終了となります。
エアコンといった室外機は通常通り使用可能ですが、養生した窓やシャッターの開閉は行えなくなるため注意が必要です。

*塗装作業中の流れ

塗装の作業は一般的に3回に分けて行われます。
1回目の「下塗り」と呼ばれる作業では、屋根材と上塗り塗料の接着、細かいひび割れの補修を行います。

2回目の「中塗り」では、選んだ色に合わせた塗料の使用が始まります。
その際、職人が当社のようにはかりを使って塗料を計量するか、塗料の使用量の記録があるかを確認しておくと良いでしょう。

そして、3回目の塗装である「上塗り」を経て、塗装作業は終了します。
中塗りと同じ工程を行うことにより、耐久性のアップと艶を出すことに繋がります。

*作業完了後の流れ

塗装作業の終了後は、足場の解体、清掃、近隣の住民の方への挨拶を行います。
足場の組み立てと同様に、解体時はトラックを使用し資材を運ぶため、車の出入り時間には注意が必要です。
運び出した後は、移動したものを元に戻し、掃き掃除を行います。
そして、最後に近隣の住民の方へ挨拶を行えば全ての工程が完了となります。

◻まとめ

今回は、屋根塗装にかかる工事期間と基本的な流れについてご紹介しました。
実際には、お家によって工程の内容や見積もりは大きく変わります。
直接屋根に登る、ドローンで撮影をするなどして、屋根の状態を把握した上で、見積もりと事前点検をしっかりと行い、業者側と依頼主側の認識の差をすり合わせることが大切です。