屋根塗装を検討している方にとって、その費用は気になるところですよね。
屋根塗装にはいくつかの工程があり、その工程や坪単価ごとに費用の相場があります。
そこで今回は、屋根塗装費用の相場と費用が変わる要因についてご紹介します。
□屋根塗装費用の相場
屋根塗装工事は4つの工程に分けられるため、ここではその工程ごとの価格と作業内容についてご紹介します。
1.足場
屋根塗装には、屋根に上るために仮設足場を設置しなければなりません。
この足場の組み立てや解体、運搬にかかる費用の相場は1平方メートルあたり700〜1,000円です。
そのため、「700〜1,000円×（足場の架設面積）」によって、相場を求められます。
2.高圧洗浄
これは屋根表面の汚れを落とす工程であり、この工程を行うことによって、屋根表面をきれいにして、塗料がよりなじみやすいようにしていきます。
これは塗装面積の1平方メートルあたり200〜350円です。
3.下地補修
これは塗装前に屋根材の傷んでいる箇所を整える作業です。
この作業内容は、屋根材やその劣化症状によって変わりますが、屋根材や板金などの補修を必要とする場合は、30坪の戸建で15,000〜40,000円ほどかかります。
4.屋根塗装
屋根塗装はその文字の通り、屋根を塗装する工程のことです。
この費用は塗装に使用する塗料によって大きく変化します。
日本の屋根で多く使用されるシリコン塗料であれば、1平方メートルあたり2,300〜3,000円ほどです。
□費用が変わる要因
＊屋根の数・面積
屋根塗装の費用を左右するものの1つは、その屋根の数・面積です。
上記でも紹介した屋根塗装の相場は、1平方メートルごとや坪単価ごとの費用であるため、その面積が増えれば増えるほど、費用がかかってしまいます。
屋根の面積を測る方法には「メジャーで計測」「図面から計算」「計算式で求める」といった方法があります。
より正確な数値を知りたい場合はメジャーを使用して、計測が難しい場合には図面を用いると良いでしょう。
＊屋根の勾配
同じ坪数であっても、屋根の勾配が大きければ大きいほど塗装面積が広いため、費用がかかってしまいます。
また、屋根に職人が乗って作業ができない場合は、追加で足場代が必要になることもあります。
□まとめ
今回は、屋根塗装費用の相場と費用が変わる要因について紹介しました。
屋根塗装の費用は、屋根の面積やその勾配によって大きく変化します。
大まかな費用を知りたい場合は、その工程ごとの相場と屋根の面積をもとに計算してみても良いかもしれません。
