長年住んでいると、最初はきれいだった外壁の色も色落ちしてしまいます。
外壁の色が色落ちしてしまうと、家全体が古い印象になってしまうため、できるだけ避けたいものですよね。
そこで今回は、外壁の色落ちの原因と色落ちしにくい色について紹介します。
□色落ちの原因
色落ちは、見た目が悪くなるだけではなく、建物が劣化しているサインでもあります。
ここではその色落ちの原因について紹介します。
色落ちの主な原因は、太陽光に含まれている紫外線によるものです。
染料の色の元になっている顔料は原子同士の結合から構成されています。
原子同士の結合には強弱があるため、この結合の強さを上回るエネルギーを受けると、その結合が壊されてしまいます。
紫外線のエネルギーは顔料の原子同士の結合よりもエネルギーが強いため、結合が壊れて、色味が変わってしまい、色落ちしてしまいます。
他にも化学変化による物質変化が原因となる場合があります。
例としては、酸化が挙げられます。
そのため、酸性雨などの自然的な原因も考えられます。
□色落ちしにくい色3選
*白
白は1番色落ちしにくい色です。
上記に色落ちの原因に紫外線があると述べましたが、白は太陽光を吸収しにくいという特徴があるため、紫外線のダメージも受けにくくなっています。
また、白という色自体が色落ちがわかりにくい色であるので、1番色落ちしにくい色と言えるでしょう。
白は色落ちがしにくいというメリットがあるのですが、ほこりや排気ガスなどの汚れが目立ちやすい色であるので、この色を選ぶときにはこのようなデメリットも考慮して選びましょう。
*黒
黒は白の次に色落ちが目立ちにくい色です。
黒の染料の色の元になっている顔料は着色力が強く、原子の結合が強いため、その結合が壊されにくいという特徴があります。
そのため、色落ちはしにくいのですが、白と同じように汚れが目立ちやすく、またツヤがなくなってくると色落ちしたように感じることもあります。
*青
青は光を反射しやすいため、紫外線の影響を受けにくく、色落ちしにくいです。
道路標識に赤と青が使われているものがあると思いますが、赤に比べて青い部分は比較的色落ちしていないものが多く見られることからも、色落ちしにくい色だということがわかります。
□まとめ
今回は、外壁の色落ちの原因と色落ちしにくい色について紹介しました。
色落ちは紫外線や酸化などが原因で生じます。
長持ちする色を選びたいという方は、白や黒、青がおすすめです。
外壁塗装をお考えの方は、ぜひ当社までご相談ください。