カバー工法を行う際に火災保険は利用できるのかについて知らない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、カバー工法に火災保険は利用できるのかについてと火災保険の申請方法についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

□カバー工法は火災保険を利用できるかについて

そもそもカバー工法とは、スレート屋根の改修に利用するリフォームの手法のことを言います。
カバー工法のメリットとしては、撤去工事の必要がないため、短期間で工事を終えられる点や屋根が二重構造になるので屋根の機能が向上する点が挙げられます。

火災保険は屋根のリフォームにはつかないと思っている方も多いですが、火災保険は幅広い保証範囲が特徴的で、条件を満たすことで屋根リフォームでも火災保険を利用できます。
火災保険には雪災補償や風災補償があり、特約のついた火災保険に加入していると、積雪や台風の影響で屋根に被害が出た場合は補償してもらえます。

強風により屋根材が飛散したり、破風板が剥がれたり、ヒョウにより屋根の破損が生じた場合は火災保険の利用が可能です。
しかし、火災保険の申請を行った場合、保険会社の鑑定人が検査することになるので、鑑定によって経年劣化が原因と判断された場合は保険金が下りないこともあるので注意しましょう。

保険金の請求は、基本的に被害が発生してから3年以内に行いますが、保険法と別に期限を設けているケースもあるので事前に期限がどのくらいか確認しておきましょう。

□火災保険の申請方法について

火災保険の申請に必要な書類は主に3枚あります。

1つ目は、保険請求書です。
日付や名前、住所などを各書類で、簡単に記入を行える書類になっています。

2つ目は、被災箇所の写真です。
事故が発生した際に状況を残しておくために写真を撮っておきましょう。

3つ目は、事故状況説明書です。
保険金請求書とは別に事故状況説明書を必要とする場合もあります。
事故状況説明書は屋根のどの部分が被災したかを示す書類になっています。
屋根の形を手書きで書いて被災した部分を矢印で書き記します。

□まとめ

カバー工法にも火災保険を利用できます。
雪災補償や風災補償といった特約がついた火災保険に加入していると、台風や雪の被害で屋根が破損した際に利用できます。

しかし、火災保険会社の鑑定人が検査することになるので、経年劣化と判断された場合は保険金が下りないこともあるので注意しましょう。
火災保険の申請に必要な書類として、保険請求書や、事故状況説明書、被災箇所の写真が必要になってきます。