黒い外壁にはメリット、デメリットが存在しますが、デメリットは対策を取ることで解消できます。
今回は、黒い外壁のデメリットと対策方法、黒い外壁に合う素材について紹介します。
是非参考にしてみてください。

 

□黒い外壁のデメリットと対策方法とは

黒い外壁のデメリットと言われている部分は、主に3つあります。

 

*外壁が熱くなる

黒色は、太陽光を吸収しやすいため、他の外壁の色と比べると熱を持ちやすくなり、室内の温度が上がってしまいます。
夏場は、外壁に触れると火傷する程の熱が帯びているので、お子様がいる場合は注意しましょう。
外壁が熱くならないようにする為には、断熱材選びが重要です。
断熱効果が高い断熱材を使用して、通気層を作ることで外壁の熱が室内に影響せずに済みます。

 

*紫外線のダメージを受ける

黒は紫外線を集めやすいので、外壁に使用すると塗装が剥がれて、色あせしやすくなります。
紫外線ダメージをなるべく避けるには、塗料選びが重要になります。
無機やフッ素などの高い耐久性を持っている塗料を選ぶことで、紫外線ダメージや色あせを防げます。

 

*景観問題のトラブルに繋がる

近隣に白い家がたくさん建っている場合は、黒い外壁が目立ってしまう場合があります。
圧迫感や、視界が暗くなるといった影響を受けることもあり、近隣トラブルに繋がる可能性があります。
景観地区のような外観の規制が厳しい地域に家を建てる場合は、トラブルになることが多いため、事前に確認しておきましょう。

 

□黒い外壁に合う素材とは

黒い外壁に合う素材は主に4つあります。

1つ目は、窯業系サイディングです。
色やデザインも豊富にあり、黒色といっても色味が少しずつ異なるため、種類が多くなっています。

2つ目は、塗り壁です。
塗り壁とは、下地の上から土のような素材を重ねたものをいいます。
一番上に塗った素材で名称が変わり、土ならば土壁、漆喰なら漆喰壁といいます。
外壁全体を黒く塗れ、スッキリとした印象を与えることが特徴です。

3つ目は、焼き杉です。
日本の伝統工芸の一つで、杉を焼いて炭化させたものになります。
塗り壁のように真っ黒な仕上がりにはなりませんが、耐久性も高く、自然な色合いになるため焼き杉ならではの味が出ます。

4つ目は、ガルバリウム鋼板です。
ガルバリウムという合金でメッキされている鉄の板で、耐久性の高さが特徴としてあげられます。
また、色味が濃いので黒との相性も良いです。

 

□まとめ

黒い外壁のデメリットを3つ紹介しましたが、全て対策によって解消できます。
黒い外壁に合う素材は、窯業系サイディング、塗り壁、焼き杉、ガルバリウム鋼板になります。
外壁塗装でお困りの方は、是非当社までご相談ください。