屋上防水の工事は、何種類あるか知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、屋上の防水工事の種類についてと、耐用年数について紹介します。
是非参考にしてみてください。

 

□屋上の防水工事の種類

屋上の防水工事の種類は、4種類あります。

1つ目は、FRP防水です。
FRP防水は、ガラス繊維で強化をしたプラスチックを屋上に塗布する方法です。
塗る防水工事は、塗膜防水と呼びます。

FRP防水のメリットは、コストを抑えられることと、硬化する速度が早いので、施工がすぐ完了することです。
FRPは軽量なので、建物の負担も軽減し、主にマンションやオフィスビルに使われることが多いです。

2つ目は、ウレタン防水です。
ウレタン防水は、FRPと同様に、塗料を塗って防水層をつくる方法で、密着工法と絶縁工法の2種類があります。

密着工法は、下地の上からウレタン防水材を塗り、補強材とウレタン防水材を重ねることで、防水層を厚くさせる方法のことです。
絶縁工法は、専用のシートの上からウレタン防水材を塗って、通気を良くする方法です。
ひびが入っていても、綺麗に仕上げられます。

ウレタン防水材は、夏と冬で硬化する速度が変わり、冬は硬化する速度が遅く施工が1日で終わらないこともあるので注意しましょう。

3つ目は、アスファルト防水です。
アスファルト防水には、熱工法と、トーチ工法、常温工法の3種類があります。
熱工法は、熱で液体化したアスファルトと防水シートを交互に重ねる方法です。
トーチ工法は、防水シート裏のアスファルトをバナーで溶かし、下地と密着させる方法です。

常温工法は、アスファルトで加工した、粘着性のあるシートを張って、防水層を作る方法です。

4つ目は、シート防水です。
塩化ビニールシートや、ゴム製のシートを張って、防水層を作る方法です。
工法は、接着工法と機械的固定工法の2種類があります。

接着工法は、下地に塗った接着剤の上から防水シートを張る方法です。
機械的固定工法は、下地の上から緩衝材を敷いて、固定器具を取り付ける方法です。

 

□屋上防水の耐用年数

屋上防水の耐用年数は、およそ10年から20年程で、種類によって少し変わってきます。
ウレタン防水の耐用年数は10年から12年、シート防水の耐用年数は10年から15年、
アスファルト防水の耐用年数は15年から25年、FRP防水の耐用年数は10年から12年程になっています。

 

□まとめ

屋上防水の工事の種類は、FRP防水、ウレタン防水、アスファルト防水、シート防水の4種類があります。
4種類ともに、違った特徴があり、耐用年数も変わってきます。
屋上防水の工事をお考えの方は、是非当社までご相談ください。