屋根の工事の際に使用される道具は様々ですが、その中にタスペーサーという道具があることを知っている方や正しい使い方が分かる方はあまりいません。
そこで今回は、タスペーサーの基礎知識と正しい取り付け方を紹介します。
タスペーサーについて知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。


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□タスペーサーについて

まずは、タスペーサーそのものの使い道についてです。
これは屋根工事の中でも屋根塗装の際に隙間を作るために用いられる道具です。
これを使うことで、塗料によって屋根の隙間が塞がることを防げるので、雨漏りや結露対策になります。

次に、縁切りとの違いです。
縁切りと何が違うのか疑問に思われる方もいらっしゃいませんか。
タスペーサーは縁切りよりも効率的に作業を行うために作られた道具です。

具体的に何が違うかというと、使用するタイミングです。
縁切りは、道具ではなく作業のことを指します。
これは塗料後にカッターやヘラなどで屋根との隙間を作る作業のことですが、タスペーサーは道具の名前である上、使うタイミングも異なります。
これは下塗りの段階で設置しておくので効率的に作業を進めることができます。

最後に、タスペーサーのメリットです。
縁切りは基本的に全て手作業で行われるため、施工にかかる時間も長くなってしまいます。
一方で、タスペーサーは下塗り段階での設置をしているので縁切り作業が不要です。
そのため全体的にかかる時間を短くできる上、費用も抑えることができます。

 

□タスペーサーの正しい取り付け方について

正しい取り付け方には以下のような2つの方法で違います。
・シングル工法
・ダブル工法

まずは、シングル工法です。
シングル工法は、幅が60センチメートルの屋根に用いられる方法で、屋根のどちらか片側から10〜15センチメートルほどの部分に取り付けます。

次に、ダブル工法です。
ダブル工法は、屋根が90センチメートルの幅の場合に用いられる工法で、屋根の両側の端から15センチメートルほどの部分に取り付けるのが正しい方法なので、覚えておきましょう。
スリットの有無にかかわらず、付ける位置は同じなのでよく確認しておきましょう。

 

□まとめ

この記事では、タスペーサーの基礎知識と正しい取り付け方を紹介しました。
屋根の工事はどうしても外から見づらいため手抜きをされてしまっても気づけないことがあります。
また、正しい方法を知らないと分からないままになってしまうことがあるので気をつけましょう。
住宅の塗装を検討している方は、ぜひ一度当社にご連絡ください。


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