ふと自分の家を振り返ると、いつの間にか付着している壁や屋根の汚れが目に入る。
白系統の塗装にしたいけど汚れが目立つことを考えると迷う。
そんな方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、その汚れの正体と解決方法についてご紹介します。

□外壁の黒い汚れの正体は?

外壁の黒い汚れとは、「雨だれ」と呼ばれる、屋根や外壁、窓ガラス、サッシについた汚れが、雨に流されて付着した汚れのことです。
雨だれは、塗装の劣化が原因で付着しやすくなるため、新築時や外壁塗装の塗り替え後しばらくは見られません。

では、なぜ塗装の劣化により雨だれが付着しやすくなるのでしょうか。

屋根や外壁に施される塗装には、防水性や防汚作用をもつ成分が含まれています。
塗装からしばらくの間は、それらの成分が働くため汚れは付着しにくいですが、長い期間にわたって雨や紫外線の影響を受けることで塗装がはがれ、塗装の機能が低下することにより雨だれの付着に繋がるのです。

外観を綺麗に保つためには、塗装の耐用年数を確認し、状況に応じた定期的な再塗装が大切です。

□黒い汚れを除去するためには?

屋根や外壁塗装の劣化により付着しやすくなる雨だれ。
完全な防止には、定期的な再塗装が必要です。

では、再塗装以外に雨だれの汚れを除去する方法はないのでしょうか。
ここでは、業者に頼らずに「雨だれ」を除去する方法を3つご紹介します。

*中性洗剤を使う方法

少しの雨だれの汚れを取り除く際は、食器用洗剤や浴室用洗剤などの中性洗剤を用いると効果的です。
水で全体の土や埃をを一度洗い流してから、ぬるま湯と洗剤を混ぜたものをスポンジに含ませ汚れを落としていきます。
塗装を傷つけることを防ぐため、力を入れずに行うことがポイントです。
汚れを落とした後は、塗装の変色を防ぐためにもしっかりと洗い流しましょう。

*市販の外壁クリーナーを使う方法

中性洗剤で落とせない汚れには、外壁用の専用クリーナーを使用する方法もあります。
ホームセンターやオンラインショップなどで比較的安価に手に入れられます。
使用上の注意点としては、メガネや手袋を着用した上で自身にかからないようにすることです。
中性洗剤と比べて成分がきついため、汚れの落ちは期待できますが、製品の使用法を誤ると危険です。

*高圧洗浄機を使う方法

中性洗剤、専用のクリーナーでも落ちない汚れには、高圧洗浄機の使用がおすすめです。
水圧のみで素早く汚れを落とす高圧洗浄機は、洗剤やクリーナーが必要ない点がメリットです。
水圧が強すぎると塗装を傷つける恐れがあるため、使用の際には調節が必要です。
外壁の種類によっては、高圧洗浄機の使用を控えたほうがいい場合もあるため、事前に確認の上での使用をおすすめします。

◻まとめ

今回は、雨だれと呼ばれる屋根や外壁の汚れの正体と、家庭で行える汚れの落とし方について紹介しました。
外壁の汚れが気になっているけど綺麗にするには何から始めればいいかわからない。
そんな方は、一度当社にお問い合わせください。