新築やリノベーションを検討する方にとって、外壁材料の選択は重要な決断です。
特に、長期的なメンテナンスコストを抑えたい方にとっては、耐久性とコスト効率を兼ね備えた材料は非常に魅力的です。
この記事では、弾性リシンの特性、耐用年数、劣化症状について解説していきます。

□弾性リシンとは?

*基本的な特性

弾性リシンは、アクリル樹脂を主成分とし、伸縮性を持たせた外壁用塗料です。
この材料は、表面に特有の柔軟性を持ち、ひび割れに対する耐性が高いことが特徴です。
手や爪で触れると、ゴムのような感触があり、通常のリシンよりも柔らかく感じられます。
この柔軟性が、建物の微細な動きに対応し、ひび割れを防ぐ役割を果たします。

*メリット

弾性リシンの最大のメリットは、耐ひび割れ性能です。
建物の自然な伸縮に対応し、ひび割れが生じにくいため、外壁の美観を長期間保てます。
また、この特性は、建物の保護にも寄与し、外壁の耐久性を高める効果があります。

*デメリット

弾性リシンにはいくつかのデメリットも存在します。
最も顕著なのは、剥がれやすさです。
時間が経過すると、塗膜が剥がれやすくなり、特に角部分や接合部での剥がれが目立ちます。

また、特定の塗料との相性が悪いため、塗装選択に制限が生じることもあります。

□弾性リシンの耐用年数について

アクリル系弾性リシンの耐用年数は、一般的には4~7年、シリコン系の弾性リシンは、8~10年程度の耐用年数とされています。

1.劣化のサイン
目安の耐用年数まで経過していなくても、劣化症状が見られたら早めのメンテナンスが必要です。
弾性リシンの劣化は、塗膜の汚れやチョーキング(白亜化)、変退色、表層のひび割れなどによって判断されます。
特に、日射量が多い地域や湿気の影響を受けやすい場所では、劣化が早まる傾向にあります。
これらのサインを見逃さず、適切な時期にメンテナンスを行うことが重要です。

2.メンテナンスのポイント
剥がれやひび割れが生じた場合、適切な補修材の選択と施工が求められます。
また、塗り替え時には、弾性リシンに適した塗料を選ぶことが重要です。
不適切な塗料の使用はさらなる劣化を招く可能性があるため、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

□まとめ

この記事では、弾性リシンの特性、耐用年数、劣化症状について解説しました。
弾性リシンは、その耐ひび割れ性能により外壁材料として多くのメリットを提供しますが、剥がれやすさや特定の塗料との相性など、いくつかのデメリットも存在します。
これらの特性を理解し、適切なメンテナンスを行うことで、外壁の美観と機能を保ちましょう。