外壁塗装を検討する際、塗料の「艶(つや)」について悩む方は少なくありません。
特に、落ち着いた雰囲気を演出できる「艶消し(マット)仕上げ」は人気がありますが、「汚れが目立ちやすいのでは?」「耐久性は大丈夫?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
外観の美しさはもちろん、長期的なメンテナンス性や機能性も考慮した塗料選びが大切です。
今回は、外壁塗装における艶消し仕上げの特徴や、知っておくべき注意点について詳しく解説します。

外壁塗装で艶消しは汚れやすい

艶消しは表面が粗く汚れが付着しやすい

艶消し塗料は、光沢を抑えてマットな質感を出すために、塗膜表面に微細な凹凸が生じやすくなります。
この塗膜表面の凹凸が、砂埃や排気ガスといった外部からの汚れが付着する原因となります。
また、湿気や日当たりの悪い場所では、カビやコケが繁殖しやすい環境となりやすいため、艶あり塗料と比較して汚れが付着しやすい傾向があります。

艶ありは表面が滑らかで汚れがつきにくい

一方、艶あり塗料は表面が平滑で滑らかに仕上がります。
この滑らかな表面のおかげで、汚れが付着しにくく、万が一付着した場合でも雨水などで流れ落ちやすいという特徴があります。
さらに、撥水性も期待できるため、カビやコケの発生を抑制し、外壁の美観を長期間保ちやすくなります。

外壁塗装の艶消し仕上げの注意点

マットな質感で落ち着いた印象になる

艶消し仕上げの最大の魅力は、そのマットで落ち着いた質感にあります。
光沢を抑えた仕上がりは、周囲の景観に自然に溶け込み、上品で洗練された印象を与えます。
街並みに馴染みやすく、派手さを抑えたい場合に適しており、モルタル外壁や和風の住宅など、しっとりとした雰囲気を重視する場合に特に人気があります。

汚れの目立ちやすさは色によって変わる

艶消し仕上げは、一般的に汚れが付着しやすい傾向がありますが、色の選び方によってその目立ちやすさは変わってきます。
例えば、あまりに明るすぎる色や、逆に極端に濃い色は、汚れが目立ちやすくなることがあります。
落ち着いた中間色や、外壁の素材感と調和するような色を選ぶことで、汚れが気になりにくい仕上がりになるでしょう。

耐久性は艶ありより劣る場合がある

耐久性に関しても、注意が必要です。
艶消し塗料の多くは、光沢を抑えるために塗料に調整剤が加えられています。
この調整剤が塗料の性能に影響を与え、一般的に艶あり塗料と比較して耐用年数が短くなる傾向があります。
ただし、近年では、もともと艶消し性能を持つ高耐久性の塗料も開発されていますので、塗料の種類を確認することが大切です。

まとめ

外壁塗装の艶消し仕上げは、マットで落ち着いた質感が魅力ですが、塗膜表面の特性から汚れが付着しやすく、耐久性も艶あり塗料に比べてやや劣る場合があることを理解しておくことが重要です。
しかし、色の選び方次第で汚れの目立ちにくさを調整できたり、近年では高耐久な艶消し塗料も登場しています。
外観の好みや、メンテナンスの頻度、重視する機能などを総合的に考慮し、ご自宅に最適な塗料を選ぶことが、満足のいく仕上がりにつながります。