外壁塗装を終え、いざ仕上がりを見てみると、想像していた色よりもずっと明るい…そんな経験はありませんか?
せっかくのマイホーム、理想の色合いで仕上げたかったのに、とがっかりされている方もいるかもしれません。
今回は、外壁が思ったより明るくなってしまった原因と、その対処法について解説します。

外壁が思ったより明るい原因
塗料の色見本と実際の仕上がりの違い
塗料の色見本は、小さなサンプルで、かつ室内で確認することが多いです。
しかし、実際の外壁塗装は、広大な面積に太陽光が当たり、風雨に晒される屋外で行われます。
そのため、色見本と仕上がりの色には差が生じることがあります。
光沢感や塗料の伸び方、乾燥後の色の変化なども、色見本では正確に把握することが難しい要素です。
例えば、マットな仕上がりの塗料を選んだ場合でも、太陽光が反射することで、想像以上に明るく見える可能性があります。
また、色見本は平らな面に塗布されていますが、外壁は凹凸のある面であるため、光の反射の仕方が異なり、色の見え方に影響を与えるのです。
さらに、塗料の経年劣化による色の変化も考慮に入れる必要があります。
天候による色の変化
塗装時の天候も、仕上がりの色に影響を与えます。
特に、雨や湿度の高い日は、塗料の乾燥が遅れ、色味が薄く仕上がる傾向があります。
一方で、強い日差しのもとで塗装すると、塗料が早く乾燥し、色味が濃くなる場合もあります。
また、気温や湿度によって塗料の粘度が変化し、塗りムラが生じたり、色味が均一にならなかったりすることもあります。
天候に左右される外的要因は、塗装後も色合いに影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
例えば、紫外線によって塗料の色が褪せたり、雨風による風化で色味が変化したりするといったことも考えられます。
さらに、近年では、酸性雨や黄砂などの影響も無視できない要素となっています。
下地の影響
既存の外壁の状態も、仕上がりの色に影響を与えます。
下地処理が不十分な場合、塗料の吸い込みが不均一になり、色ムラが生じる可能性があります。
また、下地の色の濃淡も、仕上がりの色に影響を与えます。
暗い色の下地の上に明るい色の塗料を塗ると、色は薄く、明るく見える傾向があります。
逆に、明るい色の下地の上に暗い色の塗料を塗ると、色は濃く、暗く見える傾向があります。
そのため、塗装前に下地処理を適切に行い、下地の色を均一にすることが重要といえます。
下地処理の良し悪しは、仕上がりの色の均一性や鮮やかさに大きく影響するだけでなく、塗料の密着性にも関わります。
適切な下地処理を行うことで、塗料の剥がれやひび割れなどを防ぎ、外壁の寿命を延ばすことにも繋がるのです。
塗装業者のミス
塗装業者の技術や経験不足も、色ずれの原因となる可能性があります。
塗料の調合ミスや塗り方のムラ、下地処理の不足などによって、仕上がりの色が想定と大きく異なる場合があります。
また、施工前に十分な打ち合わせが行われず、発注者側のイメージと業者の理解にずれが生じるケースも少なくありません。
正確な色合わせを行うためには、契約前に、施工手順や使用する塗料の種類、色見本との色のずれに関する保証などについて、明確に確認しておくことも重要です。
加えて、業者の過去の施工事例を確認したり、口コミを参考にしたりすることも、失敗を防ぐ上で有効な手段となります。
思ったより明るい外壁への対処法
重ね塗りで色を調整する
外壁の色が思ったより明るい場合、重ね塗りによって色を調整することができます。
ただし、重ね塗りは、元の塗料の色や種類、重ね塗りをする塗料の種類によって、仕上がりの色が予測しづらい場合があります。
そのため、まずは小さな面積でテストを行い、色の変化を確認してから、全体に重ね塗りを行うことをお勧めします。
また、重ね塗りをする際には、専門業者に依頼することをお勧めします。
専門業者は、適切な塗料を選び、均一に塗布することで、より自然で美しい仕上がりを実現できます。
費用は、面積や使用する塗料の種類によって異なりますが、数万円から数十万円程度になる見込みです。
さらに、重ね塗りによって塗膜が厚くなるため、ひび割れのリスクを軽減できるというメリットもあります。
現状の色を生かした対策
重ね塗り以外に、現状の色を生かした対処法もあります。
例えば、外壁の色に合わせた植栽やガーデンライト、エクステリアなどを配置することで、外壁の色をうまく調和させることができます。
また、窓枠や玄関ドアなどの色を調整することで、全体のバランスを整えることも可能です。
さらに、カーテンやブラインドなどの室内装飾を工夫することで、外壁の色との調和を図ることもできます。
これらは、費用を抑えつつ、外壁の色に対する不満を軽減できる可能性があります。
例えば、明るい色の外壁の場合、暗めの色の植栽を配置することで、コントラストが生まれ、より洗練された印象を与えることができます。
また、外壁の色と相性の良い色のエクステリアを選ぶことで、統一感のある美しい外観を演出することができるのです。
まとめ
外壁の色が思ったより明るくなってしまった原因は、塗料の色見本と実際の仕上がりの違い、天候の影響、下地の影響、塗装業者のミスなど、様々な要素が考えられます。
対処法としては、重ね塗りで色を調整する方法や、現状の色を生かした対策などがあります。
いずれの方法を選択するにしても、専門業者に相談し、最適な方法を選択することが重要です。
費用や工期についても、事前に十分に確認しておきましょう。
後悔のない外壁塗装を行うためには、事前の準備と業者との綿密なコミュニケーションが不可欠なのです。








