外壁の仕上げ材として塗り壁が人気を集めていますが、美しさを保つためには適切なメンテナンスが欠かせません。
この記事では、塗り壁外壁の維持に欠かせないポイントや注意点をわかりやすく解説します。
塗り壁外壁のデメリットと対策
外壁材の選択肢の一つである塗り壁には、他の素材に比べて手間やコストがかかるといったデメリットがある一方で、自然素材ならではの特性や持続性が魅力です。
1:工期が長く費用が高い?
塗り壁には漆喰やモルタルなどの素材が使われることが多く、これらは乾燥に時間がかかるため、工期が長くなりやすい傾向があります。
また、サイディングなどと比べると、施工費や再塗装のメンテナンス費用が高額になる場合も。
対策として、自然素材を活かした仕上がりに価値を感じる場合は、メンテナンスやコストに納得して選択することが大切です。
耐久性を考慮し、5~10年程度のメンテナンスサイクルで再塗装を行うことで、長期的なコスト管理が可能になります。
2:汚れやひび割れが目立ちやすい
塗り壁は柔らかい印象を与えますが、伸縮性が低く、ひび割れや汚れが目立ちやすいのも難点です。
対策としては、最新の伸縮性に優れた素材を選ぶことで、ひび割れの発生を抑えられます。
ひび割れや汚れが広がらないうちに早めに補修し、定期的なチェックを行うと長持ちさせやすくなります。
塗り壁外壁のメンテナンス方法
塗り壁を長持ちさせるためには、外壁の劣化に応じた定期的なメンテナンスが欠かせません。
1:耐久年数とメンテナンスの重要性
塗り壁の寿命は、漆喰で約30年、モルタルで約15~20年と素材により異なりますが、定期的な点検と補修で長持ちします。
漆喰は耐久性が高く、10年ごとの点検で劣化箇所を補修すれば、見た目も美しく保てます。
モルタルはひび割れや劣化しやすい特性があるため、5~10年ごとに点検し、必要に応じて補修や再塗装を行うことが推奨されます。
2:ひび割れとカビの対策
外的要因によるひび割れやカビは、劣化を進行させる原因です。
外壁にチョーキング現象(触ると白い粉がつく)が見られる場合は、塗料の再塗装が必要なサインです。
カビ防止には、カビに強い素材を選ぶか、日当たりや風通しを意識した環境づくりも効果的です。
まとめ
塗り壁外壁の魅力を長く楽しむためには、耐用年数や素材に応じたメンテナンスが不可欠です。
定期的な点検や早めの補修を心がけることで、塗り壁ならではの風合いと美観を維持できます。