家を建てることを検討している、もしくは建て替えを考えているあなた。
外壁材選びは、家の外観だけでなく、住み心地にも大きく影響する重要な要素ですよね。
様々な外壁材がある中で、近年注目されているのが「ALC」です。
ALCとは、軽量気泡コンクリートのことで、遮音性や耐久性、耐震性など、多くのメリットを持つ外壁材として知られています。
しかし、一方で価格が高い、防水性が低いなどのデメリットも。
この記事では、外壁材ALCの特徴やメリット・デメリット、塗装の注意点などを解説することで、ALCを採用する際の判断材料を提供します。
□外壁材ALCとは?特徴とメリット
外壁材ALCは、軽量気泡コンクリートの略称で、セメント、石灰石、砂、水などを混ぜて発泡させた素材です。
ALCの特徴は、軽量で強度があり、断熱性、遮音性、耐火性、耐震性などに優れていることです。
1: 遮音性に優れている
ALCの内部には気泡がたくさんあり、この気泡が音の伝達を遮断する効果を生み出します。
そのため、外壁材としてALCを採用することで、騒音の多い場所でも快適な生活を送ることができます。
2: 耐久性・耐震性が優れている
ALCは軽量でありながら、高い強度を誇ります。
そのため、地震や台風などの自然災害にも強い外壁材として注目されています。
また、ALCは耐火性にも優れており、火災発生時の延焼防止にも役立ちます。
3: 環境に優しい
ALCの主成分は、石灰石、セメント、砂など、自然由来の素材です。
そのため、環境負荷が少なく、シックハウス症候群の発生リスクも低いと言えるでしょう。
□外壁材ALCのデメリット
ALCは優れた性能を持つ一方で、いくつかのデメリットも存在します。
1: 価格が高い
ALCは、他の外壁材と比較すると、価格が高めです。
これは、ALCが製造工程に特殊な技術を要する素材であるためです。
2: 防水性が低い
ALCは、素材自体に防水性がないため、適切な防水処理が必須となります。
ALC外壁は、塗装などの仕上げによって防水性を高めます。
3: 凍害を起こす可能性がある
ALCは、凍結と融解を繰り返すことで、内部に水分が浸透し、凍害が発生する可能性があります。
凍害は、ALCの強度低下やひび割れなどの原因となるため、注意が必要です。
□まとめ
外壁材ALCは、遮音性、耐久性、耐震性、環境への配慮など、様々なメリットを持つ優れた外壁材です。
しかし、価格が高く、防水性が低いなどのデメリットも存在します。
ALCを採用する際は、メリットとデメリットを比較検討し、自邸に適した外壁材かどうか判断することが重要です。
また、ALC外壁の耐久性を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
特に塗装は、ALC外壁の防水性を高める上で重要な役割を果たします。
塗装を行う際には、信頼できる業者に依頼し、適切な塗料を選定することが大切です。