自分で外壁を高圧洗浄してみたいけど、プロに頼むのは費用が高い、そう思っている方は多いのではないでしょうか。
DIYで外壁を高圧洗浄すれば、費用を抑えられます。
しかし、適切な知識や技術がないと、思わぬトラブルに見舞われてしまうことも。

この記事では、外壁高圧洗浄の際に起こりうるトラブルや注意点、プロが実践するコツを解説することで、安全で効果的な洗浄を実現するためのガイドとなります。

□外壁高圧洗浄のトラブル

外壁の高圧洗浄は、一見簡単そうに見えますが、実は奥が深いものです。
適切な知識や技術がなければ、思わぬトラブルに見舞われ、かえって外壁を傷めてしまうことも。

*外壁材の剥がれ

高圧洗浄の水圧が強すぎると、外壁材が剥がれてしまうことがあります。
特に、経年劣化が進んでいたり、施工不良があったりする外壁は、剥がれやすいので注意が必要です。

*コーキングの破損

コーキングは、外壁材と外壁材の隙間を埋める役割をしています。
高圧洗浄の際に、強い水圧がコーキングに当たると、破損してしまうことがあります。

コーキングが破損すると、雨水が浸入しやすくなり、外壁の腐食やカビの発生につながります。

*通気口からの水分浸入

外壁には、通気口と呼ばれる換気のための穴があります。
高圧洗浄の際に、通気口に水が入り込むと、内部の構造材が腐食する原因になります。

また、シロアリの発生にもつながる可能性もあります。

□自分で外壁を高圧洗浄するときの注意点

自分で外壁を高圧洗浄する際は、安全面と仕上がりを考慮した注意点を理解しておく必要があります。
プロのアドバイスを参考に、適切な手順と方法で作業を進めることで、トラブルを回避し、美しい外壁を実現できます。

1:水圧の強さに気をつける

高圧洗浄機は、強力な水圧で汚れを落とせます。

しかし、水圧が強すぎると、外壁材を傷つけたり、コーキングを破損したりする恐れがあります。
外壁の状態に合わせて、適切な水圧を設定することが重要です。

2:飛散防止の対策をする

高圧洗浄機を使用すると、水が周囲に飛び散ります。
周囲に車が駐車している場合は、傷つけないように注意が必要です。

また、近隣住民への配慮も忘れずに行いましょう。

3:高所の作業は避ける

高所での作業は、転落の危険性が高いので、できるだけ避けましょう。
どうしても高所での作業が必要な場合は、安全に配慮して、しっかりと足場を組んでから作業を行うようにしましょう。

4:材質にあった洗浄方法を選ぶ

外壁の材質によって、適切な洗浄方法が異なります。
例えば、サイディングボードは、高圧洗浄に強い素材ですが、モルタルは、水圧に弱いため、注意が必要です。
外壁の材質を確認し、適切な洗浄方法を選びましょう。

□まとめ

外壁高圧洗浄は、適切な知識と技術があれば、費用を抑えながら、美しい外壁を実現できる有効な手段です。

しかし、適切な知識や技術がないと、思わぬトラブルに見舞われ、かえって外壁を傷めてしまうこともあります。

この記事で紹介した注意点を参考に、安全に配慮しながら、高圧洗浄作業を進めていきましょう。