家のメンテナンスとして外壁塗装は大きな役割を果たしますが、プロに依頼すると高額な費用がかかることもあります。
そこで、DIYで外壁塗装に挑戦しようと考える人も少なくありません。
今回は、手先が器用で新しいことに挑戦するのが好きな方向けに、自宅の外壁塗装を自分で行う際の正しい手順とDIYのデメリットを解説します。

□DIYで外壁塗装を行う際の塗り方とは?

DIYで外壁塗装を行う際、以下の手順に従って作業を進めることが重要です。

1:洗浄

外壁塗装の最初のステップは、外壁の洗浄です。
これには高圧洗浄機を使用し、カビやコケ、その他の汚れを徹底的に除去します。
洗浄後は、塗装作業を開始する前に壁が完全に乾燥するまで待つことが肝心です。

2:養生

次に、塗装しない箇所を保護するための養生を行います。
窓やドア、植木など、塗料が付着してはならない場所には、しっかりとシートやマスキングテープを使って覆いましょう。

3:下地処理

外壁にヒビや欠けがある場合は、塗装前にこれらを修正します。
コーキング材を使って隙間を埋め、サンドペーパーで滑らかに仕上げることが推奨されます。

4:下塗り

下塗りは、上塗り塗料の密着を強化し、塗料の吸い込みを防ぐために行います。
この工程を丁寧に行うことで、長持ちする仕上がりを実現できます。

5:上塗り

最後に、中塗りと上塗りを2回行います。
2回塗ることで塗装の厚みが増し、耐久性が向上します。
塗り残しがないように、均一に塗布することが大切です。

□DIYで外壁塗装を行う際の落とし穴

DIYで外壁塗装を行う際には、いくつかのデメリットが存在します。
以下でそれらを紹介し、どのようにしてこれらの問題を回避するかのアドバイスを提供します。

*危険な作業になる

DIYでの塗装は高所作業が伴うため、転落のリスクが伴います。
安全な作業を心掛け、必要な安全装備を整え、作業の際には常に注意を払いましょう。

*失敗の可能性が高くなる

専門の塗装会社に比べて、DIYは失敗する可能性が高くなります。
これを避けるためには、事前のリサーチと計画が必要です。
可能な限り専門知識を身につけ、小さなエリアから始めて徐々に作業範囲を広げていくと良いでしょう。

*時間がかかる

1人で作業を進めると時間がかかります。
これを緩和するためには、作業スケジュールをしっかりと立て、段階を追って効率よく進める計画を立てることが重要です。

□まとめ

DIYで外壁塗装を行うことは大きな節約となり得ますが、それには正しい知識と準備が必要です。
本記事で解説した各ステップを確実に実行し、挙げた落とし穴を避けることで、質の高い塗装が可能となります。
外壁塗装をDIYで行う際は、安全第一で、じっくりと作業を進めていきましょう。

また、DIYには多くの危険が伴うため、安全・安心で外壁塗装を行いたい方は、プロに依頼するようにしましょう。