屋根塗装をお考えの方で、カバー工法について知っている方も多いのではないでしょうか。
カバー工法にはメリットがたくさんありますがデメリットと言われる部分もあります。
今回は、カバー工法についてとカバー工法のデメリットについて紹介します。
是非参考にしてみてください。

 

□屋根カバー工法について

カバー工法は、家の屋根や外壁に対して施工するリフォーム工事のことを言います。
工事の内容は、元々の屋根の上から新しい屋根材を張る作業を行います。
古い部分の上から重ねて新しい部分を作るのでカバー工法と呼ばれています。
カバー工法は、スレート屋根の上に金属系屋根材を貼り付けるのが一般的です。

また、カバー工法はスレート屋根の自宅に定評があります。
屋根の下地が傷んでいるトタン屋根や固くて釘が通らない屋根には施工ができない為、スレート屋根に適しています。
カバー工法の工程として、最初に元々の棟板金の撤去を行います。
棟板金は、屋根の頂点にある板金のことを言い、屋根材の隙間を覆って雨漏りを防ぐ役割があります。

次に、ルーフィングという屋根材の間から浸水する雨水を防ぐシートを設置します。
ルーフィングを敷いたら新しい屋根材を張っていきます。
新しい屋根材を張り終わったら、貫板と棟板金を設置し、屋根同士をつなぎ合わせ、つなぎ目にコーキングを埋めて完了です。

 

□カバー工法のデメリットについて

カバー工法のデメリットと呼ばれる部分は、主に2つあります。

 

*屋根が少し重たくなる

元々のスレート屋根の上から新しい屋根材を張るので少し重たくなってしまいます。
重心が上がってしまうので、住宅の耐震性能が少し低下します。
しかし、屋根が少し重たくなるからと言って住宅の耐震性に悪影響が及ぶ訳ではありません。

スレート瓦から鋼板にカバー工法を行った場合の重さと日本瓦の屋根の重さと比べると、カバー工法の屋根の方がはるかに軽いです。
住宅の耐震性に悪影響は及ぼしませんが、屋根が少し重たくなるということを覚えておきましょう。

 

*雨漏りの特定が困難

古い屋根の上から新しい屋根を重ねて二重構造になるので雨漏りの特定が困難になります。
カバー工法を行った屋根で雨漏りが発生した場合は、元々の屋根とカバー工法の屋根の両方を撤去し、屋根の葺き替え工事を行い修理します。

 

□まとめ

カバー工法は、家の屋根や外壁に対して施工するリフォーム工事のことを言います。
カバー工法は屋根が少し重たくなりますが、住宅の耐震性に悪影響が出る訳ではありません。
雨漏りが発生した場合は屋根の葺き替え工事を行い修理できます。
屋根塗装をお考えの方は、是非当社までご相談ください。